第2次大戦時の米国陸軍航空部隊用に採用された実物のA-2フライトジャケット。製造メーカーはBronco MFG社製。サイズはUS40。このジャケットは、戦後、陸軍航空部隊が空軍として独立した後に、再支給されたもので、左肩のデカールは、ARMY AIR FORCEではなく、U.S. AIR FORCEに、またライニングのスタンプもU.S. AIR FORCEになっています。Air Depots(=備品の倉庫)で、再染色(&その時にライニングも新品に交換された思われます)されています。再支給を受けたのは、WW2にも参戦したベテランのパイロットと思われ、朝鮮戦争にも再招集され、1951年当時には、沖縄に駐屯していたのでしょう、左胸に、Okinawa 1951とペイントされています。日本にも関係する稀少なジャケットですね。背面には、恐らく愛娘と思われる女性が美しく描かれています。。綺麗にペイントが残っており、素晴らしいですね。前所有者の日本人の方も履歴は分からなかったようですが、日本にあったものです。無事祖国に帰り、家族と再会できていれば良いのですが。バックペイントのA-2は、時としていろいろと想像を膨らまさせてくれるのも魅力ですね。革は恐らくホースハイドだと思います。色はシールブラウンです。再染色されているので、その再染色の塗装&一部塗装の染みた革の表面が剥離しています(=写真でラセットブラウンに見える部分。また、右袖後部肘のあたりに小さな切れがありますが(=10枚目の写真参照)、当時(含む再支給)の実物A-2としては、まずまずの状態かと思います。実際の着用も問題のないレベルです。ライニングは、再支給時に交換されたと思われ、破れ等は見当たらず、とても良い状態と状態と言えるでしょう。ニット類は袖はオリジナルで腰回りは交換されていると思われます。多少のダメージはありますが、良い状態です。ジッパーは40年代のオリジナルのTALONで、ライニング交換時に再縫い付けされていますが、綺麗に処理されており、ほぼオリジナルの状態に近いです。また、問題なく作動します。バックペイントは一品もので、稀少&貴重(=特に当然ながら朝鮮戦争時のものはなおさらです)なので、着用も可能なレベルのA-2ですが、主にコレクションとして愛玩して、次世代に伝えていってもらえればと思います。サイズは当時のUS40。実寸で肩幅は46cm、身幅(=脇下~脇下):約51cm、袖丈:(肩から)約63cm&(脇下から)約48cm。着丈(=襟下からニット部分まで)約61cmです。なお落札された方から同じ状態で戻ってくる保証はないので、クレーム、返品は受け付けませんので、予めご了解のうえでご検討ください。